タスマニアのはちみつ産業のほぼ全体の70%を支えているレザーウッド(Eucryphia lucida)。
6500万年以上前タスマニアがゴンドワナ大陸の一部だった頃から生育していた古木で島の固有種である。タスマニアの西部の深い森に生息している。寿命は350年と言われ豊富な蜜花を咲かせます。
レザーウッドのはちみつは、花の香りが強く蓋を開けた瞬間、スパイシーでとフレッシュな柑橘系の香りに圧倒されることでしょう。味は日本では食べたことのない花畑にいるかの如く衝撃を受けるはずです。
この希少なレザーウッドは、今危機迫るほど気候の影響を受けています。湿地の森は植物を豊かにしてくれますが、近年雨が降らない日が続いて湿地が干上がってしまう場所も多く見られ、植物も枯れてしまい花を咲かせることもできない状態です。
花が咲かなければ、はちみつは採れません。蜜が採れないとみつばちが生きていけません。みつばちがが減ってしまうと受粉する数が減り、人間が必要とする果実や野菜も減ってしまいます。
今や気候を操作する技術はあるみたいですが、地球全体の気候を変える事など人間には不可能でしょう。
はちみつから見えてくる世界の食の情勢は、食だけに限らず人間の意識を変えて行かなければいけないのではないか?と感じています。
High Dは何ができるのか?
タスマニアの養蜂に限らず、養蜂の現状を日本の皆様に
本物のはちみつの美味しさと共に伝えていきたいと思います。