一見、女王蜂がボスなのでは？と思われがちですが実はそうではありません。
女王という名称から誤解されがちですが、みつばちのコロニーにはボスは存在しないのです。働きばちは、巣を維持するために仕事を自分で見つけて全体で実行する。そこには女王蜂からの指令は無いのだそうです。
女王蜂は卵を産み続けることが役割で、産んだ後の事は働き蜂の仕事になります。
女王蜂の唯一の使命は自分が健在で産卵し続けていけるというメッセージを働き蜂に伝えることなのです。
女王蜂が健在であれば新しい女王を育てる必要がないというメッセージを発信しています。しかし、女王蜂の産卵能力が低下した場合や、働き蜂が多くなって過密状態になった時に、巣分かれしようという意思がコロニー全体に広がり共通の意思となった時に、王台という一際大きい巣房を巣の下側を向いて作り、そこへ女王蜂が有精卵を産み、生まれた蜂児がロイヤルジェリーを与えられて新女王として育てます。やがて新女王蜂は働き蜂と一緒に分蜂して行き新しいコロニーを作ります。

ボスのいない集団でも成立するみつばちたちは、
なんと理想的な社会を作っているのだろうと関心してしまいます。

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